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2013年03月28日

30:2−人工呼吸のとき胸骨圧迫を止める理由

心肺蘇生法の理屈を理解するワークショップ・スライド4

人工呼吸と胸骨圧迫を同じタイミングで行なうと、よくないことが起きます。

イメージしてみてください。胸を押せば肺から空気が押し出されます。そのとき、同時に人工呼吸をしてしまうと、口から肺に向かって入る空気とぶつかります。

肺から出る空気と口から入る空気がぶつかったら、どこに逃げるか?

食道、つまり胃です。

胃膨満となり、なにかのタイミングで胃の内容物と合わせて逆流、嘔吐してしまいます。すると以後のCPRの継続が困難となり、助かる可能性が低くなります。

これが、30:2とか15:2といった「同期式」でCPRを行なう理由です。


しかし、高度な気道確保、つまり気管挿管がされれば、胃に空気が入るリスクはなくなりますし、嘔吐しても人工呼吸にはまったく影響されないので、胸骨圧迫の手を止める必要はなくなります。つまり、非同期式。

胸骨圧迫の大事なポイントのひとつ、「絶え間なく」を文字通り実現できるのです。




posted by BLS横浜 at 10:12 | TrackBack(0) | 心肺蘇生の仕組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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